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「初対面の奴からここまで言われたのは初めてだな」
後ろで野太い声がする。
振り返ると熊のようないかにも工事帰りな男が立っていた。横には長めの髪に黒いパーカーで、半ズボンの小さい子供が立っていた。
息子さん…かな?
そんな事を思っていたらまた自称大家が喋り始める
「あぁ、九王さんじゃないっすか青年この人がさっき言った友達だよ」
「この人が?」
「よく分からんが俺は行くぞ?ヒロ!行くぞ」
そう言うと九王さんはマンションへ入って行った。ヒロと呼ばれたその子はお辞儀をすると走って追いかけて行く。
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