77人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな俺の思いとは裏腹に事件は入って3時間後におきる。
なかなか鳴らない館内放送が急になり始める。
『三人の子供が逃走中、一人は女の子、残り二人は小さい男の子です。見かけたら、捕まえてください』
「………これって」
「あぁ、おそらくヒロと「わあああぁぁぁ」
九王さんが言い終わる前に目の前を三人が走り去って行く。
「「「「やっぱり…」」」」
俺達は捕まえる手段を考え始め、10分後、動き始めた。
「うわぁぁぁぁ!!!ちょっとジンベエザメの水槽に入ろうとしただけじゃんかぁ!!!」
「おい、天、ヒロ、海さん、止まれ!!!」
「うわわわわわ、左右に別れて!!抜くよ?フォーメーションV」
そういうと三人が散らばり、天が左、ヒロ君が右、海さんはスライディングで股下を抜けていく。
「っち、杏!!」
「リョーカイ」
杏は物陰に隠れていた所から飛び出し、避けて前に走って来た天を捕まえる。
「はい、天捕まえた」
「天君!!!くそぉ、ヒロ君、その通路に入って逃げるんだ!!」
最初のコメントを投稿しよう!