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そこに立っていたのは、自称大家の友達、九王さんとその後ろに隠れるようにしているヒロ君だ。
突然の登場に目を丸くしているとこちらへ向かって歩いて来る。
いくら大学でも、この派手な登場に明らかに学生ではない格好、そして聞いている人がいない講義を止められた先生は、それを引き止める。
「ちょっと…貴方どなたですか?講義中ですし…「やかましい!!!お前の事情なんざ知らん俺はこの……えーと…」
「ヒデになんか御用ですか?」
「おぅ、その……」
「英明です」
「そうだこいつに用があるんだ」
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