77人が本棚に入れています
本棚に追加
/185ページ
「そろそろヒロが帰ってくるな」
そう言うと同時にヒロ君が入口から入って来て九王さんのところに走って来て九王さんに小さい声で呟く。
「上手くやったよ?おじさん」
「よし、偉いぞ」
そう言うと、頭をガシガシと撫でる。ヒロ君は気持ち良さそうに目をほそめる。
ヒロ君の頭を撫でながら喋りかけてきた。
「奈良、登録書とペン用意しとけ」
「はぁ…」
言われた通りに準備しておくと、ヒロ君がポケットから何か機械を取り出し渡してきた。
「……使って」
それだけ言うと、九王さんの隣に座ってしまった。
最初のコメントを投稿しよう!