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中に入るともうヒロ君は席に座っていた。
改めて席について横に座っている杏を見ると、何故か顔を真っ赤にして顔を合わせようとしない。
机を見ると登録書とペンがおかれていた。
「何ですか?これ」
「楽々荘の登録書だよ?」
「誰が登録するんですか?」
「英明君以外にいるかい?」
「何で俺が…」
「あれ?ヒロ君にはこんな事を言ってたのに?」
そう言いながらポケットから機械を取り出した。
録音機と呼ばれる物だ。
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