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5日後、杏が来る日になり天には留守番する間鍵を一切開けないように言っているが杏の時だけは開けるように言っておいた。
杏は大学を休み荷物を運ぶらしい。一応重い物は無いそうだが、心配なので九王さんに手伝ってもらうように頼んでおいた。おかげで三週間分のビールとハーゲンダッツを要求されたが…
とはいえ、ちゃんと天が開けれるかも不安で大学が終わると俺はすぐに家に帰った。
部屋に入る前に、奈良さんに会うと奈良さんは笑いながら、
「天君?だっけ?何かしたの?」
と聞いてきた。
「いや、知らないですけど…何かありました?」
「いやさ、杏ちゃんと天君二人が向かい合って正座してたからさ何かあったのかと」
鍵を開けなかったのか?…
そう思いながら、奈良さんに挨拶をして部屋に帰る。
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