訳の抱える訳

4/19

77人が本棚に入れています
本棚に追加
/185ページ
なので、暫く家を空けるので奈良さんに挨拶に行く事になった。 奈良さんの部屋に行きチャイムを鳴らす。 中から足音が聞こえ、ドアが開いた。 「はい…奈良ですけど?何か…」 「寝起きですか?奈良さん、原田秀明です。少し話があって…」 「ん?ヒデ君か、後ろには…杏ちゃん?だね。ゴメンね今おきたから」 「相変わらず、黒のTシャツにニット帽ですね、寝るとき位のけないとハゲますよ?」 「ヒデ君は何もしてないのにハゲていくよね」 「余計なお世話です、ハゲテマセンシ」 「ご愁傷様…」 「勝手に人の毛根殺さないで下さい。俺の毛根は意外と強いですから」 「知らないのかい?真の強者は寡黙な物なんだよ」 「髪の毛に適応する理屈ですかそれ…」
/185ページ

最初のコメントを投稿しよう!

77人が本棚に入れています
本棚に追加