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なので、暫く家を空けるので奈良さんに挨拶に行く事になった。
奈良さんの部屋に行きチャイムを鳴らす。
中から足音が聞こえ、ドアが開いた。
「はい…奈良ですけど?何か…」
「寝起きですか?奈良さん、原田秀明です。少し話があって…」
「ん?ヒデ君か、後ろには…杏ちゃん?だね。ゴメンね今おきたから」
「相変わらず、黒のTシャツにニット帽ですね、寝るとき位のけないとハゲますよ?」
「ヒデ君は何もしてないのにハゲていくよね」
「余計なお世話です、ハゲテマセンシ」
「ご愁傷様…」
「勝手に人の毛根殺さないで下さい。俺の毛根は意外と強いですから」
「知らないのかい?真の強者は寡黙な物なんだよ」
「髪の毛に適応する理屈ですかそれ…」
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