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「天を預かって欲しいって話です」
「構わないけど、ヒロ君も仲いいし、九王さんの方がいいんじゃない?」
「九王さんお願いできますか?」
「俺は気前のいいお隣さんだからな…お土産は鰹の叩きと土佐鶴の酒で我慢してやる」
「気前がいいなら請求しないで下さい」
「仲のいいお隣にはお土産は買って来るもんだ」
「ヒデ君も僕も今まで九王さんから貰ったことないっすけど」
「いいか?奈良、俺はちゃんと与えてるぜ?旅行行って楽しかったって気分を」
「「次から現物支給でお願いします」」
「おぉ、ハモっていってくるなよ…じゃ、ヒロとこれから銭湯行ってくるから、じゃあな」
「じゃあ、俺も天に説明してきます」
「うまくいくかな…」
「?奈良さん何か言いました?」
「いや、なんでもないよ、行ってらっしゃい。吉報楽しみにしてるよ」
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