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その日は、ずっと話を聞かずに「いやだ」を言い続け、全く話を聞かなかった。
次の日奈良さんの部屋にもう一度訪れる。
「奈良さん、おはようございます…って今日は起きてたんですね」
「来る事が予想できてたからね。杏ちゃんは?」
「………今、天を説得中です」
「まあ、そこに座りなよ、コーヒーいれたからさ」
奈良さんは前にあるソファに座るように促す。
「で、話は?」
「天が全く話を聞いてくれません」
「ん、だろうね…砂糖いる?」
「いいです、で訳って何なんですか?」
「だいたい分かって来てるんでしょ?」
「えぇ、まあ予想位は…」
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