77人が本棚に入れています
本棚に追加
/185ページ
天の暴走の事件から数日後、何とか痛みがおさまり日常生活で支障が出なくなったころ…
俺と杏は、お互いの両親へ挨拶をしに行く事になった。
杏の実家は同じ県内ですぐに行けた。
杏が同居するのにもOKを出したので、今更拒否する理由も無いそうだ。
が、俺の実家は高知だ。かなり遠い。家を3日は空けとかなければゆっくり話したりは出来ない。
「天、前も言ったが、俺と杏は必ず帰ってくる。だから必ず待ってるんだ。約束だぞ。」
「………分かった」
「いい子だ…九王さんよろしくお願いします」
「おう、任せとけ」
「変な事教えないで下さいよ?」
「失礼な奴だな、俺はいつも正しい事しか言わないんだが」
「あぁ、そうですか。分かりましたよ。じゃあ…行って来ます」
最初のコメントを投稿しよう!