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「俺の親父、何言ってるか分からんかもしれんき相槌位うっちゃって」
「また土佐弁だ!面白いね~。実家に帰って来たから喋り方が戻ってるよ?」
「周りがこの喋り方しゆうきね。どうしても戻ってしまうがよ」
「へ~そうなんだな」
急に後ろからいつも自分勝手な人の声がする。
いや、流石にね。
「九王さん?何でいるんですか?ヒロ君、天まで」
いやいや、まさかね。
「いや、楽しそうだ…じゃなかったな、えーっと…何だっけ、ヒロ、奈良なんて言ってたっけ?」
「親戚に不幸があった事にしといたらって言ってた」
「そうそう、親戚に不幸があったんだよ」
「杏、一人で何喋ってるんだ?」
「あ?お前ついに耳が悪くなったか?今喋ってんのは、皆大好き九王さんだぜ?」
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