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九王さんは不良を引きずるようにして外に汽車からだし再び駅で道路に正座をさせて説教を始めた。
母は
「長くなりそうだし先に帰っとくわね。英明は九王さん連れて帰ってきて。天君、ヒロ君、杏ちゃん、先に行きましょう」
それだけ言うと母は先に行ってしまう。
九王さんは不良達をひたすら怒鳴り散らしている。
「阿呆が貴様ら、汽車、電車内でタバコを吸ったらダメな事位知ってるだろうが。それにタバコは吸うやつより周りのやつの方が危ないんだ。お前らが癌になって死ぬのは好きにしたらいい。俺には関係無いからな。勝手に死ね」
「九王さん、はっきり言い過ぎです」
「はっきり言わないと分からないバカだから言っているんだ」
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