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「おいおいこの状況でそんなこと言える立場かよ」
「僕たちは敵じゃないよ。ただ、僕たちは君に協力したいだけなんだよ」
勝手に俺まで巻き込むな。
「敵の言葉に耳を貸す気はない。さっさと殺せ」
このままでは一方通行な会話が続くばかりである。二人は俺に解決策を求めるかのごとく、こちらをチラチラと見てくる。
仕方が無い。これ以上俺の家に居座られてもこっちが迷惑だ。
「おい、お前」
力強く言った。
だが、相手は聞こうとはしない。
俺は耳元まで近寄り、さっきより大きな声で言った。
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