非凡とは突然に・・・

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俺たち以外は誰もいなかったはずのこの部屋に、異様な様子をした青年が立っていた。 愕然とする俺たち。 何を言っていいのかもわからず、ただ呆然とその少年を見つめるしかなかった。 「お前たちか!」 口火を切ったのは青年のからであった。 「何が何が何が!?」 アキラは動揺していた。それもそうだ。目の前にいきなり人が現れたのだから無理もない。 「私は負けない・・・お前たちには負けられないんだ!」 さっと背中に備え付けていたであろう剣を抜き出し、俺たちに向かって構えた。 「どういうことなんだ、落ち着いて話を」 そこまで言った時ショウタが横槍を挟んできた。 「いいでしょう!相手になってあげましょう!」 ええええええええ!? ショウタがそういうやいなや青年は切りつけてきた。
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