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内装がこんなに綺麗なのに階段を上る度にきしむ音がした
ギシギシと音をならしがら階段を上り終えると襖があった
叔父さんは襖を開け俺に話しかける
「ここがまーくんの部屋だ」
中は畳で六畳半ぐらいの部屋だった
何もない部屋に木造で作られた勉強机と椅子がぽつんと置いてあった
「荷物、ありがとうございます」
叔父さんお礼を言い自分が持ってる荷物をおろした
「ここは元々佳恵の部屋だから…押し入れに何かしら入ってると思うが気にせんでくれ。…布団はそこに入ってっから大丈夫だし…そんなもんかな?」
叔父さんは頷きながら言った
「ここ…母さんの部屋だったんですか?」
「あぁ…そうだよ。20年前までね」
荷物をおろしながら叔父さんはまた悲しそうな顔をした
ボーンボーンと古時計が鳴る
一階にでもあるのだろうか…
二階まで聞こえる時計の音がこだましている
「もうこんな時間か…夕食何がいい?」
「なんでも大丈夫です」
「そうか、んじゃー…炒飯でもつくるか。」
叔父さんは部屋を出て一階に降りていった
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