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菜唯人とは中学時代バスケ部のライバル校で知り合う。
偶然同じ高校に入り、同じクラスになり、同じバスケ部に入った。
二人は『親友』であり『好敵手』でもある。
「別に対した事してない。
朱菜の弁当食べただけだ」
何故か偉そうに菜唯人は言った。
「いや、対した事してると思うぞ?」
思わず突っ込む漣。
「菜唯人く~ん、食べ物の恨みは怖いよぉ~」
菜唯人を脅す彼女の名は東 珠緒(あずま たまお)。
クルクルのお人形みたいな可愛らしいセミロングの髪に華奢で小柄な体型。
抱き締めたら潰れてしまいそうなイメージである。
見た目とは違い、頭がキレ感のいい子である。
華道部に所属しており、何処となく品がある。
珠緒は朱菜と同じ塾で知り合い仲良くなった。
珠緒と朱菜は『親友』である。
「あ、珠緒!」
珠緒の姿を見つけ、漣は嬉しそうする。
漣と珠緒は同じ中学出身で恋人同士である。
漣はだらしなくにやける。
「もう、大変な事になってたのよ。
朱菜ったら弁当箱の中見て『……何、コレ』って言ってすごい勢いで走って行ったから心配でついてきたのよ」
珠緒は一部始終を簡潔に話す。
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