幼女(那智)~転機~

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いつものように作業(?)をしていると 窓をドンドンと叩く音がした。 決して不審者ではない(近いものもあるが)同級生の綾である。 綾(通称あやぐま)はよく部活に現れる現役吹奏楽部員である。 よくおやじに抱きついたり、抱きつかれたりしている。 あやぐまの体は温かくて気持ちいいらしい(今は関係ないが) でもいつものあやぐまと様子が違った。 「助けて・・・もう無理・・・」 あやぐまは吹奏楽部の空気に押しつぶされそうだという。 (この話はフィクションです。) あやぐまの相談を受けた私たちは何とかして 吹奏楽部の魔の手(?)から救い出そうと考えた。 (この話はフィクションです。 実際の団体とは一切関係がありません。) 考えに考え抜いたおやじが一言、 「吹奏楽部乗っ取っちゃえ」 場の空気が凍った。
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