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そこには、少女が立っていた。
黒い、腰まである髪。整った顔。腕には<生徒会>と書かれた赤い腕章をしている。
なにより目に入るのが、
身に着けている鎖。
首に巻きつけているのと、腰に巻きつけているのと、計2本。
「貴方が、藤宮 蛍・・・?」シャラン
「・・・俺に何か用か?」
上履きの色が緑・・・同じ2年生だ。こんな格好をしているのに、何で噂の1つも流れないんだ?
と蛍が疑問に思っているとその少女が、切り出してきた。
「貴方に、用があります。一緒に‘生徒会室’に来てもらいます」シャラン
「・・・・・・・・・は?」
「貴方に拒否権はありません。連れて来いといわれたので」シャラン
「ん・・・じゃ蛍、俺食堂で甘いもん食って待ってるよ。あ、蛍の分はないぞ♪」
「いや・・・いらねぇから」
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