第2章【制服遊び】

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    ◆ 午後の太陽が、部屋に温かく差し込む頃になっても、千堂くんの事が気に掛かり、小説の執筆には集中できずにいた。 今朝の千堂くんの顔を思い出すと、何をする意欲も起きなくて、そうして私はいつものように窓の外を眺めた。 途端、私の体は凍りつく。 だって…… 「どうして?」 私の目に映ったのは、嬉しそうな顔の千堂くんと その高校の制服姿の少女が、2人で歩いている光景。 まだ授業中のはずの時間帯なのに、女の子と二人きりでサボってるなんて……。 楽しそうに会話しながら 、2人はこちらに近づいてくる。 隠れるように窓から離れた私は、思わず聞き耳を立ててしまった。 はぁ……。 これじゃ、まるでストーカーだよ。
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