第2章【制服遊び】

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「ここで泣いちゃダメだよ、椿。 なんたって、これはまだお仕置きの序盤なんだから」 「え?」 「それ以上泣かれると興奮しちゃうから……」 言いながら、千堂くんは私のカーディガンを脱がせ、スカートのホックに手をやった。 「せっ……千堂くんっ!?」 「あの子の制服を脱がせたところまで聞いてた?」 自分のセクハラ行為を誤魔化すように訊ねてきたけど、私は何も言えず俯いた。 そして私は、ひたすら彼の行為を遮る。 「僕を焦らしてるつもり? 早くその手を退けてよ」 「やめてっ」 千堂くんが何をしたいのか、全く予想が出来ない。 彼は、人の意表をつくのが上手いんだと思う。 いつもそうだ。 何をしでかすか、分かったものじゃない。 すると案の定、私が予測すらしていなかった言葉が、千堂くんの口から放たれてしまう。
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