噂の転校生君

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十四郎とフニフニ言い合っていると、黒いモシャモシャが俺の視界の端を横切った。 「有希、来たみたいだぞ。カメラの準備はいいいか?」 「はい、総長!ついでに副会長に見つかってもよろしくてよ」 バッチリと一眼レフでは無いが、マイデジカメを構えると…横では一眼レフを構える十四郎君がwww 「ちょ、ずるいぞボンボン!!!」 「いいだろ。それよりあのモジャモジャは…」 「「キターーーー」」 パシン!と十四郎君と華麗にハイタッチ。 その時だった。 タカーイ門をシゲシゲと見上げていた王道転校生君がコッチを向いてしまった。 オウフ!ビンゾコメガネkitaw ってバレるバレる! 十四郎の頭をワシっと掴み地面に屈みこむ。 「って…何すんだ…」 「そんなに総受けになりたいか。まあ歓迎しておいてやるwww」
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