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「全く、橋架。あれほど俺に迷惑かけるなと言っただろ」
不機嫌そうな裁判官が立っています。
「これから裁判にかける。ついて来い」
「はうあ!鏑木先輩いい!」
何故ユキは彼の名前を知っているのでしょうか?
「鬼畜裁判官×ワンコwwwこれは俺を萌え殺す気かあああ!」
ユキのテンションがうざくなっ…ゲフンゲフン…煩わしくなってきたので裁判所へゴー!
……してくれません。
「は?いくら長官の頼みでも嫌だよ。何で俺が行かなきゃいけないのさ」
そうです。橋架はとても我儘ワンコ。
「来ないのか?ならば全員を連れていくがお前は絶対来るなよ?」
「つ、連れてけば?」
橋架の顔が悲しそうに歪みます。
「俺はあ、兄さんが行かないならあ行か…ゴスッ!…行きます」
鏑木先輩実力行使です。
「…まあ、橋架?行ってあげなよ。ウサギが待ってる気がする」
ユキがなんとなく嫌な予感を感じ、一行は裁判所へ今度こそ向かいました。
そして、そこにいたのは…
「遅いぞ女王。どこで油売っていた。とっととユキを捕まえて来いと言っただろ」
威張り散らしたウサギでした。
「う、うるさいですよ!私だって苦労したんです!」
「黙れ」
…あれ?俺様キャラが会長からトシへ移行しております。
「俺様のセリフを取るとは良い度胸だな」
あ、本元復活。
「パイは黙ってろ、ドM」
ズッガーーーーン!
トシの攻撃に会長沈没www
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