親衛隊隊長

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トシside は…?ちょ、何やってんだよこいつ。 何で有希にキスしてんだよ。 思考が真っ白になるくらいのショックだった。 気付いたら有希はグッタリしていて… それを見て我を忘れた。 ゴッッッッ!!!! 気付いたら会長を殴り飛ばしていた。 吹っ飛ぶ会長を見ても、後悔の念なんか浮いてこない。 静まり返った食堂。 次の瞬間… 「美扇様が、会長に手を…」 「いくら美扇様でも…許せない」 「親衛隊としては黙って見てられないよね」 騒ぎたければ騒げよ。 いつもならそんな事絶対にしないのに、俺らしくない。 だいたい、あのチワワを殴ったのだって俺らしく無かった。 自分でも情けなくなるくらいに、有希が…好きだ。 倒れた有希の身体を抱き上げ、その軽さに少し目を見張った。 「…っ…おい、てめえら生徒会に忠告してやる。今度有希に手を出したら、この世に生まれた事後悔させてやる」 有希を守るためなら、全校生徒敵にまわしてやるよ。
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