脇役で神様で唯一神で冥界神で大賢者で……使い魔?

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ユーク「ここが食堂です」 霊臥「へぇ、中々広いな……」 今は昼休みなのか、食堂は人が沢山いる。そこを見渡していると、ユークに向かって新鮮なトマトが飛んできた。 霊臥「よっと」 創り出したナイフでトマトを切り刻み、皿の上に載せた。塩をかけてフォークを刺す。 霊臥「ユーク、食うか?」 ユーク「食べます。それにしても凄いですね。ちょっと見直しました」 霊臥「俺、ユークにどう思われてるんだよ」 ユーク「童女趣味の変態神様です。ですが、そこら辺にいる雄よりはマシですが」 トマトを食べて、口元を吊り上げるユーク。美味しかったみたいでよかった。 霊臥「さて、今攻撃したのは誰だ?」 「はあ? 攻撃?」 「手が滑ったの間違いだろ?」 「そうそ」 「何怒ってるんだか」 「寒いんですけどー」 げらげらと下品に笑う食堂の奴ら。料理を作ってるオッサンと、料理を出しているオバサンは笑ってないみたいだが。 霊臥「知ってるか? 俺って、他人を殺しても罪にならねーんだぜ?」 殺しはしないが、ちょっと夢を見て貰おう。 霊臥「《エンドレス・ナイトメア》」 食堂を漆黒の煙りが包み込むと、オッサンとオバサン以外は眠りについた。 ユーク「今の魔法は何ですか? 私、それなりに頭はいいですが、今のは知りません」 霊臥「今のは魔力とは違い、邪力を使うからな。邪力ってのは、悪魔や冥界の者が使える力だ。お前の中にも、神級魔法10発分の邪力と神力があるんだぞ」 ユーク「……霊臥が何かやったのですか?」 霊臥「契約の時にな」 ユーク「……勝手な事をしないで下さいよ。ここまできたら、もう人間ではないじゃないですか」 霊臥「大丈夫、まだ人間だ」 ユーク「だといいですがね。お腹が減ったので、ご飯を食べましょう」 ユークが言った通り、確かにちょっと腹減ったな。俺も食うか。
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