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最初の実技の授業、まだお互いの顔と名前が一致していないようなときに行われた授業で、僕は同級生の前で、完璧な『抑止』の技を披露して見せたのだ。
まあ、本当のところは、さっきも言ったように、元々体内に蓄えられた霊糧の少なくて、というかほとんど空っぽだったせいで、漏れ出るものなんか、全然なかったというのが真相なんだが。
それでも、名門オグデン校に、そんな魔力の低い生徒が紛れ込んでるなんて、みんな思いはしない。
――誰だ、あの凄いヤツは?
――ナップ・フィビアーって名前らしい。
――フィビアーって、あの魔法商の?
――えっ、偉大なるフィビアーの息子なの!?
……というような話になっていったのだ。
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