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「だから呼んだら離すって。」
何で…
「…蒼太さん…。」
うつ向きながら名前を言うと
「さんはいらねぇ。」
ホントにやだ…。
「このままでいいなら呼ばなくていいけど…。」
そう言うと私の額にキスを落としてきた。
「蒼太!!」
ホントに離して欲しくて叫ぶように名前を言うとちゃんと離してくれた。
「…。」
「…そんな顔すんなよ。」
蒼太さんはそう言いながら私の頬に触れようとしてきた。
触れられたくなくて顔を反らしながら
「…何で…こんな事…するんですか…。」
話しながら涙が溢れてきた。
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