96人が本棚に入れています
本棚に追加
「…兄貴の女だから…かな。」
そう言った蒼太さんの声が冷たくて…
ビックリして蒼太さんを見上げると真っ直ぐ私を見てた。
どういう意味…
何でそんな事言うの…
「紗由理が兄貴の女じゃなかったら…普通に優しく出来たのにな…。」
蒼太さんの目が鋭く冷たすぎた…。
「マジで…兄貴と別れなよ。紗由理を傷付けたくはない…。」
意味が分かんない…。
何言ってるの…。
「…別れろよ。」
蒼太さんはそう言うと私の頬に触れ指先で耳を撫でてきた。
最初のコメントを投稿しよう!