激戦の前の静寂

11/11
前へ
/229ページ
次へ
「おい、俺抜きで話を進めるな。ってか完璧に厄介払いじゃねえか。お前、お守りは疲れるとか言っちゃってるじゃん。もう俺ビックリだよ。幼女の扱いに」 「ユウイチ、いいではないか。我は嬉しいぞ? 同種族が近くにいるというのは」 まあ、ミシーが言うならいいか...... 「まぁ、仕方なく引き受けてやるか。おい幼女!」 「こら人間!私は幼女じゃないっ!うぅねりあ!」 「じゃあウーでいいか。ウー、俺はユウイチだ。一緒にくるならできるだけ大人しくな」 「わかったぁ!」 ........中々素直で可愛いな...って、俺はロリコンじゃない!絶対違う...と思う。 「じゃあ帰るか。中々濃い一日だったな」 「そうじゃな」 「ユウイチ!抱っこぉ!」 「......ほれ」 「あははぁ!高いぞぉ!」 ......あれだ、娘みたいな可愛さ。だから俺はロリコンじゃない。そう思いたい。そうであって欲しい。 「ふむ...人間というのはあれほどに魔力が高いのでしょうか? アレは異常ですね。まあ悪い人では無いのでしょうね。ウーネリア様が懐いておられるのなら」
/229ページ

最初のコメントを投稿しよう!

399人が本棚に入れています
本棚に追加