決戦、バトルトーナメント

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魔力探知...雑魚いの倒せばいいよな。 俺は、魔力が小さい奴の元へ走った。 「くそっ!喰らえっ」 「負けるかよっ!!」 戦闘中か...ま、関係ないな。取り敢えずはクリスタル二つゲットだ。 「雷よ...荒ぶる息吹に【雷放射】」 「うわっ!?...」 「なんだっ!?...」 闘いあっていた二人は気絶。 「頂きますっと」 俺は二人からクリスタルを奪い、懐に入れる。 「で、さっきから見てるみたいだけど...とっくにばれてるぜ? 出てこいよ...生徒会長」 俺は後ろに前を向いたままで声を掛ける。さっきから感じていた学生にしては異常に高い魔力。前一度会った、この学校の生徒会長...ソナ=ルージュ。 「おお!流石だね...」 「魔力垂れ流してたら嫌でも解るわ...で、なんのようだ? 出来ればお前みたいな強い奴とは本選まで戦いたくないんだが」 「ふふ、君と私の考え方は違うみたいだね。私は戦いたんだよ...君みたいな強者と、今すぐに!安心していい。クリスタルは十個集めたからね、君が勝ったら必要なだけ渡そう。さあ、戦おう!!」 はあ、いきなりか。 「仕方ない...ぶっ倒されても文句言うなよ? 御嬢さん」 「そんな心配は無用だよっ――――!!」 俺はソナとぶつかり合った。
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