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青年は勤め先から山吹色の金一封を貰い、出世した。
騒動の果てに、静けさが柔らかく毛並みに満ち満ちて撫でるその一方で。
招き猫を、打ちすえ蹴り飛ばして、運動遊戯を楽しむ快感を忘れられない人々が、こっそり集い『闇運動遊戯大会』を催したりして。
捕り物の末に無様に捕縛された姿が、かわら版にばばんと飾られたりする。
そんな人間は大江戸日本帝国中の恥さらしとなり、後ろ指を指され、子猫にも足蹴にされる身となるのであった。
大江戸日本帝国は本日も晴天。平和なり。
我々のヒゲも、行く末も、ぴぴんと真っ直ぐに。
今日も人々は元気いっぱい、招き猫と一緒に生きている。
おしまい。
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