プロローグ

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俺の名は有藤雄作(ありとう ゆうさく)。帝冠学園の二年生で地元じゃちょっとした名探偵さ。 隣にいるのは幼馴染の木下美優(きのした みゆう)。 こいつは勘が鋭くてしばしば俺の手助けをしてくれるワトソンみたいな存在だ。 そして俺がひそかに心を寄せている人物でもある。 「ちょっと何一人でぶつぶつ言ってんのよ、 早くしないと始業式に遅刻しちゃうわよ!」 「わりーわりー、すぐ行くから」 と、まあこんな具合に俺たちの新学期が始まるわけであった。   
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