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ある日の休日。
俺は一日中寝てばかり居た。
夕方頃に起きて居間に行こうとした。
しかし、行く途中の廊下で、何やらもぞもぞと動くモノが居た。
良く目を凝らして見てみると、それは蜘蛛だった。
だがそれは普通の蜘蛛ではない。
鼻セレブ大のティッシュを丁度半分にした位の大きさで、気持ち悪い脚をせかせかと動かし、隅を這いずり回っている。
無論、お腹はぷっくりと膨らんでいる。
色は黒っぽい紺色で毛むくじゃらだ。
大きいから目がいっぱいあるのもわかる。
だから敢えてそこだけは見ない様にした。
その気持ち悪さに顔をしかめながらも、その辺にあった物で追い払った。
何故家に巨大な蜘蛛がいるのかという疑問は浮かんでは来ない。
何度か物を振り回すと蜘蛛は何処かへ姿を眩ました。
あんな奴が家に居たら大変だ。
毒を持っているかもしれないし、家族が蜘蛛に噛まれるかもしれない。
そう思い、居間へと急いだ。
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