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「…仕方ない、山田君が担当するクラスにはナチュラリティが5人ほどおってな」
ナチュラリティとは天然の能力者である。
「そのうちの1人がワシの孫なんじゃ」
‥‥‥
「で?」
「好き嫌いの激しい子でのぉ…気に入らん担任を次々やめさせとるんじゃ」
孫わがまますぎだろが!
「そうなんじゃが、かわいいこでのぉつい甘やかしてしまって」
それってお前のせいじゃん
「てめえの可愛いはあてにならねぇ」
「今まで何人が退職願を出してきたか」
遠い目をするジジイ…くそぅ、ちびのハゲジジイのクセに様になってやがる
「このままではあの子の将来が不安でな、是非とも社会の厳しさを教えてやってほしいんじゃ!」
ジジイはその言葉とともに土下座した
「この通り!頼む!」
「ジジイ…」
膝まづきジジイの顔をあげさせる
そして…
「全部てめぇが甘やかしたせいだろうがっ!」
思いっきり残っている髪を引っ張った
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