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「え……。それ、僕に対しての暴言?ひどいなー本当に」
あ、前にウィズがいることを忘れていました。
「違いますよ、ウィズ。あなたではありません」
「僕じゃない……ということは、こっち?」
ウィズはそう言うと何もない上を指差した。
私が静かにうなずくと、ウィズはやっぱりねとつぶやいた。
「あんまりそんなこと言うなよ?ただでさえグランは目を付けられてるんだから。
僕らが必死でフォローしてなかったら、今ここで、こんな風に話せてないんだよ?」
「……それに関しては感謝してますよ、ウィズ。それに私もこれ以上目を付けられたくはありませんから、こうしてここに来ているんです」
まぁそれ以外にも、親友のシャウトの代わりとなる新しい音楽の神の姿を一目見たいという理由もありましたが。
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