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中内は・・・姉がいるらしく。
お兄ちゃんは中内の姉と付き合っているらしいのだ。
もちろん私は驚き、腰をぬかした。
も、もし結婚とかしたら・・・中内とあたし・・・親戚?!
いやだ。いやだ。いやだ!
私はすぐにでも中内の姉と別れて!とお兄ちゃんに言いたかった・・・
でも、私の勝手でそんなこと言ったら。お兄ちゃんはどれだけ怒るだろうか・・・
私は・・・しばらく観察してみることにした。
6月5日 社会
私はボーッと外をながめていた。
あぁ・・・やだなぁ。隣のコイツと親戚になるかもしれないなんて・・・
私は昨日からこれしか頭にない。
試しにちらっと中内をのぞいた。
「カリカリカリ・・・・」さすがメガネくん。
ノートをしっかりとっている。
はぁ・・・やっぱりやだ。
この日、家に帰ると・・・お兄ちゃんが彼女らしき人を家に連れてきていた。
・・・もしや?!あれが中内の姉さん??!
またまた私は驚いた。
あたしの知っている中内の姉とは全く違い、想像できないほど美人だったからだ。
「うわぁ・・・」つい、声にだしてしまった。
いいなぁ、中内・・・こんなキレイなお姉ちゃん。
でもまぁ、うちのお兄ちゃんも負けないほど美男だ。
なぜそこまで自信をもって自分の兄が美男と言えるか・・・それは
毎年バレンタインに25個以上チョコをもらってくるし。1年間に最低3回は告白されているからだ。
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