121人が本棚に入れています
本棚に追加
/60ページ
「……………総司、そこまでにしておけ
それとそこの女、
異人じゃなくともアンタの格好は充分に怪しい
………総司の剣も避けた、普通の女子ではないと俺は見る」
黒髪のイケメンさんが淡々と話し始める、刀を投げた男もうんうんと頷いて話しを聞いていた
「………………総司……?」
―――那智は軽く目を見開いた―――
――――――もしかして
そんな那智の心情を知ってか知らずか、総司と呼ばれた青年は、
「うん、僕は沖田総司といいます、
――で、あっちの方が斎藤ーくんです」
と、自己紹介してくれた
―――――――オキタソウジ――――
……………新選組ー番組組長沖田総司…………
天才剣士と詠われた彼
この乱世の時代を………自分の誠を胸に抱き、駆け抜け、若くして亡くなった………………
……………………私の憧れ
……………………私の初恋の人―――――――
.
最初のコメントを投稿しよう!