第一章

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悟side 「サンキュ」 「いや、いいよ。それより大丈夫か?本当に」 「ああ」 目が凄く充血しているため、自分で買いに行けず、翔に目薬を買ってきてもらってしまった。 「いくらだった?」 「1000円」 「えっ。う、嘘だろ?」 「ああ、嘘だよ。正解は400円でした。今回はおごりな」 「えっ、なんで」 「400円くらい、どうってことない」 どうしたんだ?いつもなら素直に受け取るのに…。 もしかして、何か企んでいるのか?! 「どうした?」 「いや、何でもない。ちょっと考え事」 「そうか。でも、どうせ難しい事を考えているんだろ?」 「ああ…」 難しい事っていえば、沙菜にそろそろ告らないとまずいな。どうやって告るか…。 一番の理想は、遊園地だな。観覧車の中で。上のほうにきたら、告って、OKがでたらキザなこと言って、みたいな感じか? でも、OKがでなかったらどうするんだ?気まずくないか?どうするんだ…?
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