第一章

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沙菜side 私は、立花沙菜。高2です。私には、幼なじみが5人いて、全員男子です。高校も同じで、言えば、腐れ縁みたいなものです。 1年前、私は共学の桜凛学園を受けました。私は春から一人暮らしだったので、場所の関係上、行きたかった女子高を諦めました。 …5人も、共学を受けました。実は、合格発表を見に行ったとき、その5人を見てしまいました。私と5人が受けた高校は同じだったのです。5人の内1人はすごく頭が良かったのですが、4人がここを受けるというので、ここにしたそうです。 何でここにしたの?4人に聞きました。すると、 「沙菜がここを受けるって聞いたから、受かるって信じてここにしてみた」 「もし受からなかったらっていう心配しなかったの?しかも、何でここを受けるって知ってて受けたの?」 「だって、このレベルじゃ受かるでしょ」
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