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「なぁ、お前本当に大丈夫なのか?」
「いや、その……」
「昨日何があったか話してくれよ」
「いや、でも……二人を巻き込んじゃ……」
「ばか、無理矢理誘って連れてきたのは俺達だ。巻き込まれたのはお前の方じゃんか」
「そ、そうだぜ?話してくれよ」
「……私が入口で待ってた入口って、鏡があったじゃん?そこに私が映ってたんだけど」
ガシャーン!!!
「!?なんだ?」
「廃校舎の方だ」
「あ……いや……いや」
「おい!どうした!?」
「……ううん、まだ大丈夫。その鏡に私の体に白い腕が何本も絡み付いているのが見えたの」
ガシャーン!!!
「また、廃校舎……」
「それで恐くなってその場から逃げたんだけど、どの鏡を見ても……み、見えるの。その腕が」
「ちょっ、それマジやべぇって!」
「私、もう…恐くて……誰かと一緒にいたくて」
もう、その後は3人でパニックだったよ。
とにかくお祓いをしようとか、いろいろ考えているうちに時間を忘れていったんだ。
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