隠れんぼ

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近くまで寄ってみるとなんとも不吉な感じのする場所だった N子は私の手を引っ張り、一緒に鳥居を潜った。 ところが、鳥居を潜った瞬間足が動かなくなってしまった。 もの凄く寒く、空気が凍っているようだった 頭はパニックになり、騒ごうにも逃げようにも体が動かない。 声も出ないのでN子に声も掛けられなかった ふと、視界の中に石碑が見えた。名前が書いてあるようで昭和○子と書いてあった (○は読めなかったごめん) と、次の瞬間、N子が私の手を振り解き「くぁwせdrftgyふじこ」みたいな 意味不明な言葉を発しながら神社から逃げてしまった 私も体が動くようになり、N子の後を追うように逃げた
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