354人が本棚に入れています
本棚に追加
家に着き、よく分からない恐怖で胸がいっぱいだったが
夕飯を食べ、アニメを見た頃にはすっかり忘れてしまっていた。
山での恐怖など忘れ、ぐっすり眠っていた私は夜中に目が覚めた。
多分2時・3時くらいだろう。部屋の中に誰かがいる気がした。
最初は兄貴が驚かせようと私の部屋に入ってきたと思っていた。
逆に驚かせてやろうと思った私は体を起こそうとした
起きない。
動かない。動くのは目だけだった。
神社に入った時と全く同じ症状だった。
急に怖くなった私は目を強く閉じ、神様!仏様!と心の中で叫んでいた。
気配は初め私とは遠い場所にあったが、段々と近づいているのが分かった。
霊感など皆無だった私は本当に怖くて心臓が口から出そうな思いだった。
足元の近くまで気配が来たところでフッと気配が消えた
助かった。と思った
右頬に生暖かい気配がした。
目を閉じて、自分の右手を頬に近付けてみて欲しい。
何かが近くにあると分かるはずです。
その状態。
最初のコメントを投稿しよう!