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N「やっぱり!私を探しているんだ!このままだと私殺される!助けて!!」
私「意味分からないよ。どうしたの?」
N「あの時、神社の影に女の人がいたの、その人笑いながら私を指差していた」
私「見間違いじゃないの?」
N「違うよ!じゃなきゃ怖くて逃げたりなんてしない」
あまりにも震えるN子を見て、とりあえず知っている限りの知識のことをしようという話になった
家の前に盛り塩、部屋の中にも盛り塩、真っ白な服を着せて夜7時までは一緒にいてあげた
母親は8時には帰るということだったので、1時間くらいなら問題ないと思った。
N子の家を出る時ふと玄関の盛り塩を見ると先のほうが黒くなっていた。
今思えば予兆だったと思う。
当時の私は「?」と思うだけで、自分の家に帰ってしまった。
夜9時、N子の母から電話が掛かってきた
N母「私ちゃん?N子知らないかしら」
私「家にいませんでしたか?」
N母「どこにもいないの。心当たり無いかしら?」
私「…分かりません」
実際分からなかった。あの状態で外出なんかするはずも無いし
何がなんだか良く分からなかった。
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