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次々と浮かび上がって来る野望
使い勝手は悪いが、工夫すれば何でも出来る。
例えば俺自身が世界征服する力を持ってなくても、父を世界の王に仕立て上げることは出来るのだ。
そうなれば、俺もゆくゆくは世界の王
結果的には世界征服したのと同じだ。
と言っても俺は世界征服とか、興味はない。
人前に立つのは苦手だし、世界を征服したから何だと言うのだ。
俺はとりあえずそれをノートに書き留めながらも、叶えたい夢を考えていく。
決してまだ勾玉に願いは言わない。
拾った時に入ってきた情報によると勾玉の所持者は自分の他に6人いる。
願いの優先順位と言うのが勾玉に刻まれている数字だと言うのなら、願えば願うほど他人より願力が弱くなる。
それを避けるには他人に夢を叶わせるだけ、叶わせてから、時間が経った時に思いっきり使うべきだ。
それなら誰にも願いを打ち消されることはないし、邪魔もされない。
当初、全く分からなかったルールみたいな情報だが、漸く理解出来はじめた。
俺は土、日を願いを考えることに費やす。
そして学校に再び登校しないといけない日が訪れた。
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