うっ……嘘!?

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俺はいつものように顔を洗うとすぐにリビングへと向かう。 今の時間は7時少し前だが、朝飯の準備はもう済んでいるだろう。 欠伸をしながらリビングへと入る。 「っ!!」 俺は目に入ってきた光景に唖然とした。 一体何でこうなったんだろう。 俺は思わず頭を抱える。 朝から恐ろしい光景を見てしまったことに吐き気がする。 「何、頭抱えてるの! 早く席に着きなさいよ」 予想通り、もう朝食の準備を済ませ、ご飯を食べはじめている父と母 これはいつも通りの光景だ。 しかし、問題はその服装にある。 母親のTシャツ、ジーパン姿はまぁ問題はない。 しかし父さんが―― レディース物の仕事着を着ている。 そう、スカートまで履いてるのだ。 一体いつの間に女装に目覚めたのか…… 母さんが何も言ってない事から考えるとずっと前からだったのかもしれない。 俺は知りたく無かった事実を目の当たりにしながら、父さんを避けるように席に着いた。
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