うっ……嘘!?

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ご飯を食べている間は無言 普段は少し喋ったりするのだが、今は無言を突き通す。 俺は早急にご飯をたいあげるとかなり早いが学校に行くことにした。 これ以上、父さんの女装姿など見たくない。 制服に袖を通し、鏡の前で調える。 「よしっ……行くかっ!」 最後に勾玉を首からかけ、制服の下に見えないように入れると、父さんから隠れるように家を後にした。 「うっ……嘘っ!」 家を出てすぐの時は、時間が早かったためか、誰とも出会わなかったが、現在学校の手前 もう何人かの生徒が登校をしている。 しかし、男子はセーラー服を…… 女子は学生服を着ているじゃあ、ありませんか。 ――有り得ない 俺はこの悪夢の状況を全否定する。 女子の男装姿はまぁ、良い。って言うかむしろ新鮮で良い。 しかし、男子の女装姿が気色悪すぎる。 筋骨隆々の先輩までセーラー服を着ているとはどんな状況だ。 あまつさえ、俺は異色の目で見られているのだ。 「何であの子女装してるの?」 そういった声まで聞こえて来る。 もう死にたい……
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