うっ……嘘!?

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初めて入った生徒会室は質素な物だった。 全面が白に統一されており、あるのは机にソファー、沢山の書類のみ。 生徒会室と言えば、クーラーが付いてたりと豪華なイメージがあったが、どうやらそうではないようだ。 しかし、その質素な空間に佇む2人の人間 部屋の感じが、さらに2人の見た目を強調している。 まだこの学校に入って短い俺だが、この2人は知っている。 生徒会長の叶麗華(かのうれいか)先輩と副生徒会長の沙倉皇子(さくらおうじ)先輩だ。 2人共に2年生で、前にも言ったがこの学園の平均を遥かに上回る学力を持っている。 さらに叶先輩も沙倉先輩も顔が綺麗に調っており、言わばこの学園の華だ。 沙倉先輩なんか、その名前が合重なって、王子様と学園内で言われている始末だ。 そんな2人に対して緊張する俺 すると叶先輩がにこりと笑い俺をソファーに座るように促す。 逆らう理由もない俺はそれに従い、腰を下ろす。 叶先輩達も俺が座ったのを見てから、俺に対面する形でソファーに座った。
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