うっ……嘘!?

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「えぇ、それくらい簡単に調べがついたわ。まぁ、その方法は後で説明するとして、神谷君……私達と手を組まないかしら」 バカと言う選択肢は消えた。 勉強に限らず頭は回るみたいだ。 しかし仲間……? どういうことだろうか? 世界を良く導くために協力しろとかか? とりあえず聞いてみないことにはどうしようもない。 「仲間って、何の仲間ですか?」 「他の勾玉所持者と闘うための仲間よ」 「……はっ!?」 俺は予想外な言い分に先輩に対して、思わず言葉を漏らした。 俺は慌てて、頭を下げる。 「すみません。ところで他の勾玉所持者と闘うってどういう事ですか?」 「あなた本当に分からない? 頭は少し切れるみたいだけど、かなりの平和主義者のようね」 なんか叶先輩に平和主義者は駄目みたいな言い方をされる。 俺は自分の事を平和主義者とまでは思わないが、争いは確かに好まない。 それじゃあ駄目なのか? 「まぁ、いいわ。そっちの方が私も安全だし。とにかく今から順序立てて説明してあげるから、よく聞いてね」
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