うっ……嘘!?

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それにしても俺は初めての願いを私利私欲のために使ったというのに、叶先輩はもう獲得した時から先を見据えていた。 俺はバカだが、人より頭が切れる自信はある。 しかし叶先輩には脱帽だ。 「じゃあもうすぐ授業が始まる頃だからあなたは行きなさい。服装はそのままでいいわ。私とある賭けをして負けたために罰ゲームでそれを着ていることにしてあげるわ」 「……はい、助かります」 俺と会長の学年差は1つ それに容姿のレベルも格違いだ。 かなり無理が有るようにも感じるが、先輩からの言葉があるのと無いのとでは雲泥の差だろう。 この話は有り難く受け取ることにする。 「じゃあ最後に質問有る? 時間が無いから簡単にだけど、答えるわよ」 「じゃあ一つだけ」 「うん? 何?」 「もし最後に俺ら2人が残った場合は戦うんですか?」 これは重要な事だ。 もし戦う事になるなら今からでも心構えが必要となってくる。 「それは勝ってから2人で話し合いましょ。何も今から考えなくていいわ」
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