プロローグ

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俺が通っている高校は夢望高校(ゆめのぞみこうこう) 県内の高校では有数の進学校――とは言えず、まぁ何処にでもあるかのような平凡な高校だ。 確か偏差値は50ほどだったはず。 しかし、施設がそろっている事や、学校がでかい、女子の制服が可愛いとかあり、それなりに競争率は高い。 実際、うちの学校にも学校のレベルに合わないほど高い学力を持つ生徒もいる。現生徒会長もそうらしい。 まだ2年で生徒のトップに立っているのだから本当に大した物だ。 ちなみに俺は1年で、学力が高い事も無く、まぁ高校の学力にあった平凡君である。 学校の門をくぐり抜け、教室へと向かう。 途中、桜が降り注いでいるのを見るが、教室まで誰にも喋りかけられることはなかった。 まぁ、入学したばかりで友達もまだほとんど出来ていないので当然だ。 外は雨が降りだして来て、俺は湿った教室の中、だるい授業を受ける。 ただ毎日をロボットのように純情に過ごしていく日々 入学してからほとんど経っていないがもう飽きてきた。 何か奇想天外な面白いことが起きてほしいと思う今日この頃である。
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