大事な仲間

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「総長はここにはいないよ?」 やっぱり。 「お前らだけで十分だとでも?」 「さすがに1人でこの人数は無理だろ?」 ザッ─── 隠れてた奴らが出てきた。 ざっと50人ってとこか。 ここにいんのはザコばっかだろ? 1人で十分だ。 「フッ…」 「何笑ってんだよ!」 「別に……さっさと来いよ。」 「なめやがって!お前ら行くぞ!!」 「「おらゃぁぁぁ」」 うるせー…… バキッ ボコッ ドスッ 男共はバタバタ倒れていった。 「……黒彪が……こんな女に負けるわけねー……グワッ」 まだ立ち上がるか。 「うるせーよ。」 気づくとあとは長谷川だけだ。 「フー。あとはお前だけだ。山田が何処にいるか教えてもらおうか?」 「誰がっ!!」 バキッ─── 「さっさと言えや!お前もこいつらみてーになりたいか?あ"?」 「グエッ……」 私は長谷川の胸倉を掴んだ。 「そっ倉庫の奥の部屋だっ…」 「そう。」 パッ─── 胸倉から手を離した。 ドスッ─── 「長谷川、こいつら急所はわずかに外してある。 その内目覚ますだろ。 手当てしてやれよ? 私、山田連れて帰るから。」 「何で、とどめをささねー」 「何でだろうな……じゃあな。」
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