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奥の部屋、ここか。
「山田?生きてっか?」
「ん!ん~」
いた。
椅子に縛られてる。
口にはガムテープ……
漫画とかでよく見るやつだな…
黒彪の奴らってやっぱ馬鹿だ。
「咲さん!ありがとうございます!」
「大丈夫か?」
「はい!でも…1人で来たんですか?」
「そうだけど……」
…………。
「やっぱ咲さん強いですよ!50人はいましたよ?」
「あんなのザコばっかだよ。1人で十分。」
返り血付いちゃったけど。
なるべく付かないようにしたんだけどな。
「帰るぞ。」
「はい!」
「咲~お帰り!!」
「ただいま敦也!」
「咲………」
蓮……。
「お前ちょいと来い。」
ありゃ…怒ってる?
おとなしく付いて行くことにした。
「咲…」
「何?蓮…」
「お前…何で1人で行きたいなんて言った」
それか~
何でって言われても。
「神崎が倉庫にいないとおもったから。」
「倉庫にいなかった?」
「ああ。幹部1人とあとあれは下っ端かな」
「全員やったんだな?」
「山田助けんの優先したから手加減はしたけどね。」
一発で倒れていった。
もっと手加減した方がよかったかねぇ?
「神崎には会ってねーってことか。」
「そうだ。」
…………。
ん?
「あいつの目的って何だ?」
「多分、私を狙ってるのと、鬼姫を潰す気だ。
でも、安心しろ。
そんなことはさせねーから。」
「1人で背負おうとすんなよ?」
「大丈夫、大丈夫!!」
「ならいいが。」
「咲………」
ん?
「どした?仁…」
「神崎が明日、今日と同じ場所に来いと。」
「明日かー(T-T)見たいTVあったんだけど。」
続きすごく気になってたんだよな。
「録画予約しとく。いつものドラマだろ?」
「さっすが仁!蓮とは違うねーありがとう!」
「おい…そりゃあどーゆう意味だ?」
「そのまんま。」
「はぁ?」
「馬鹿だから言葉の意味分かんないかー」
「高校いってない奴に言われたくねー!!」
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